2003年度対府交渉しました
−−98項目の要求たずさえて−−
2003年8月21・22日
泉大津市から岬町までの阪南地区内の共産党議員団は8月21日と22日に府庁で切実な住民要求実現のため、98項目にわたって大阪府の各部局と交渉しました。
交渉には、岸上しずき、奥村健二両府議同席のもと各市町会議員と同予定候補23人と衆院第18区予定候補大塚やすき氏、同19区予定候補で泉南市議のわけ豊氏が参加しました。
大阪府がりんくうタウンの破たん処理で太田知事が先頭になって誘致をすすめているイオンモール(ジャスコ)の出店については、地元商業者を廃業・倒産に追い込むものであり、出店の条件とされている市道整備では総事業費65億円が深刻な財政破たんを引き起こすとして、誘致を撤回するようにもとめましたが、「イオンモールの立地によりまちの活性化が図られる」などと地元商業者などとの意見と大幅な食い違いを見せました。
府保健所貝塚支所について府は「保健所の機能を低下させず、維持します」と約束しているにもかかわらず、支所を廃止しようとしていることに対して、約束を守るよう厳しく要請しました。
泉佐野市樫井に所在するグリーン産業の一向に改善しない悪臭対策では、府は「平成17年4月の免許更新は現状では認められない」と指導していることを明らかにしました。
南海本線「ラピート」による騒音と振動対策について府は、国に環境基準をもうけるよう要望していることや新たな対策を実施することを明らかにし、「減速を」の要望にはそわないものの、前進がありました。
交通安全対策では、今年1月に死亡事故が発生した国道170号線貝塚第三中学校前交差点に年度内に矢印信号が増設されること、第二阪和国道の箱作ランプまでの延伸による自然田地区には、今年度中に「さつき台」に信号機の設置、「たいこ橋」のところには来年度設置をめざしていくことが明らかにされました。
第二阪和国道の早期延伸などや府交渉をふまえて、阪南地区内の共産党議員団は9月にも政府交渉を予定しています。