<大阪民主新報、2005年4月10日付け>


住民過半数の憲法署名めざし

「9条の会・きしわだ」誕生

ネルソン氏が講演

 『だんぢりの町・岸和田から平和の声を』と2日、「9条の会・きしわだ」の結成総会がマドカホールで開かれました。約450人が参加し、元アメリカ海兵隊員のアレン・ネルソンさんの講演に耳を傾けました。同会の呼びかけには、すでに1600人が賛同。今後、9条順守を求める請願署名を、同市人口の過半数をめざして取り組むことなどを決めました。

 総会では、同会呼びかけ人代表の岸和田教職員組合の神崎清さんが主催者あいさつしました。

 続いて講演したネルソン氏は、べトナム戦争での体験などを紹介し、戦争の残酷さ、軍隊の非人間性を訴えました。

 この中でネルソン氏は、「日本国憲法9条を見て、その美しさと力強さに目を疑った。未来を指し示す希望のともしぴだ。アメリカにこそ、いや地球上のすべての国にこそ、9条があってほしい」とのべるとともに、「皆さんは9条によって戦争から守られてきた。今こそ、皆さんが9条を守るときだ。平和は、アメリカがつくるものでも、国連に任しておくものでもない。皆さん一人一人からおこるものだ」とのべて、平和への取り組みを強めようと訴えました。

 参加者からは、「9条のありがたみを教えてもらった」などの意見や感想が出されました。