[しんぶん赤旗、2008年6月27日付け、近畿のページ]


大阪・泉佐野   JA、農民組合と懇談


「地に足ついてはる」

農業再生プラン    紙議員が訪問

 「泉州地域の農業と食の問題を考えるつどい」(日本共産党阪南地区委員会主催)に参加するために二十五日、大阪府泉佐野市を訪れた日本共産党の紙智子参院議員は、つどいにさきだち、市役所やJAなどを訪問しました。

 それぞれ、新田谷修司・泉佐野市長、JA大阪泉州の谷川龍夫組合長、JA農産物直売所「こーたりーな」の高田英範店長、西野恒次郎・農民組合大阪府連合会常任顧問の各氏と、党の「農業再生プラン」を示して懇談しました。

 JAで紙議員は、国による「品目横断的経営安定対策」で農家が潤うどころか、条件を満たさない多くの農家が農政の対象外にされ、農協単位で数億円もの減収になっている失政を批判しました。

 谷川組合長は、かつて年間百五十キロだった国民一人当たりの米消費量が六十キロとなっている現状と農産物価格の下落に憂慮を示しました。また、「こーたりーな」を視察した橋下徹府知事が大阪市内に農産物直売所を出店したいと発言したことにふれ、「現状では簡単ではない」と話しました。

 農民連の西野氏は「日本共産党の提案は地に足がついてはる。財源を示しているのが大きな強みです。多数の理解を得られる『プラン』です」と述べたうえで、「泉州は都市農業地帯で野菜の生産が中心ですから、野菜についても提案がいります」と話しました。

 紙議員は「みなさんからご意見をいただいてよりよくしていきたいと思います」と話しました。
 和気豊・党大阪19区国政対策委員長が同席しました。

JA大阪泉州の谷川組合長(左端)と懇談する紙議員